副業で動画編集を始めてから1年以上。
これまでに経験した失敗や工夫を通して、今でも意識し続けていることが5つあります。
今回は「やってしまった!」というリンク切れの話から、クライアント対応での心構えまで
リアルな学びをまとめてみました。
この記事は、動画編集を始めたばかりの方向けに書いた【全6回の連続記事】の一部です。
最初から順番に読みたい方は、まずこちらからどうぞ
→【未経験→副業】30代会社員が動画編集を始めたきっかけと理由
素材リンク切れの大失敗から学んだファイル管理の重要性
副業を始めて間もない頃、一番焦った出来事が「素材リンク切れ」のトラブルでした。
Premiere Proで編集中
素材フォルダをうっかり別の場所に移動してしまったことが原因で
画面が真っ赤になり、プレビューも動かず大混乱。
納期も迫っていたため、焦りから正しい対処ができず
すべての素材を再ダウンロードして最初から作り直すという苦い決断をすることに…。
今なら「リンクを再設定すれば直る」ことも知っていますが
この失敗があったからこそ、作業前のファイル整理の重要性を強く実感しました。
それ以降は、案件ごとに以下のようにフォルダを分けて運用しています。
- クライアント様ごとにフォルダを作成
- 作業を始める前に案件名+日付でフォルダを作成
- 素材は作成したフォルダ内にて保存し、動かさない
自分なりにルールを決めることで、作業効率も上がり、ミスも防げるようになりました。
納期を守るために意識している3つのこと
ありがたいことに、これまで納期に遅れたことは一度もありません。
それを実現できたのは、以下の3つのことを徹底してきたからです。
① 編集にかかる時間を明確に把握する
「自分の編集にどれくらい時間がかかるか」を常に把握しておくことで、
スケジュールを無理なく組めるようになります。
- ショート動画1本 → 約2時間
- カット(素材1分あたり)→ 約2分
- フルテロップ(素材1分あたり)→ 約30分
このように自分の目安を持っておくことで、納期に追われることが少なくなります。
② トラブル時は“早めの報告”を徹底する
予期せぬトラブルが起きたときは
「納期にまだ余裕があっても、一旦報告」することを意識しています。
- 書き出しでエラーが出た
- 動画の尺が予定より伸びた
- 動画の構成に迷いがある
小さなことでも早めに共有することで、クライアント様の不安を減らし、信頼につながります。
③ 作業の見える化とバッファ確保
「納期=提出日」ではなく、1〜2日早めに終わらせるつもりで動くことを意識しています。
もちろんいつも上手くいくというわけではなく、納期がぎりぎりになってしまう事もありますが
意識を持っているだけで作業に対する気持ちの入り方が変わると思います。
そのおかげで、何かあっても慌てずに対応できるようになりました。
クライアント様への返信は“即レス”が信頼につながる
連絡へのレスポンスは、動画編集者にとっての“信用度”そのものだと思っています。
日中は会社勤めのため、作業はできませんが
休憩時間や通勤中にはスマホでメッセージを返すようにしています。
仮に答えが出せなくても、取り急ぎの返信だけでも早く済ませることで
「この人に任せても大丈夫」と思ってもらえるきっかけになります。
報連相が“信頼される編集者”になるカギ
副業でも本業でも、やっぱり大切なのは「報連相(報告・連絡・相談)」です。
私が意識しているポイントは以下のとおりです。
- 作業の進捗報告
- 不明点はすぐ相談
- 納品後の完了報告+改善点のヒアリング
進捗の見える化は、クライアント様の不安を減らすだけでなく
編集者としての責任感も育ててくれます。
初心を忘れず、感謝の気持ちを持ち続ける
どれだけ案件数が増えても
最初にお仕事をくださったクライアント様への感謝の気持ちは忘れません。
当時は不安だらけでしたが
クライアント様からのお褒めの言葉が
今の自分の支えになっています。
だからこそ、どんなときも謙虚に、丁寧に、誠実に。
この姿勢を崩さないことが、長く続けていくための一番大事な土台だと信じています。
今回のまとめ:副業編集者として大切にしたい5つのこと
- 作業前のフォルダ整理でミスを防ぐ
- 編集時間を把握してスケジュール管理
- トラブルは早めに共有して信頼を守る
- 連絡はスピードが命。即レスを心がける
- 報連相で安心感をつくり、信頼を積み重ねる
次回予告
次回は「これから動画編集を始めたい」という方に向けて、
1年やってきた私が伝えたいことや、今後の目標についてお話ししていきます。
不安を抱えている方や、副業を始めようか迷っている方の背中を
そっと押せるような内容になれば嬉しいです。
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