動画編集でテロップ入れをする際
自動文字起こしを使わずに自分の耳で丁寧に文字を起こす派の方も多いと思います。
私もその一人で、聞き取りの精度や動画の流れを把握するためにこの方法を選んでいます。
今回の記事では、私が実践している効率化のコツや注意点、そして疲れをとるための工夫についてお話しします。
🔰これから動画編集を始めようと思っている方はまず最初に
【未経験→副業】30代会社員が動画編集を始めたきっかけと理由 を読んでいただくのがおすすめです。
文字起こし作業中の操作と意識しているポイント
私が使用している編集ソフトはPremiere Proです。
基本的にはスペースキーで再生・停止しながら、リアルタイムでテロップを打ち込んでいきます。
聞き取れなかった箇所は
↑キーに割り当てた「再生ヘッドをクリップの頭に戻す」ショートカットで
何度も巻き戻して確認します。
完璧を目指していても、100%の精度で聞き取るのはやはり難しいです。
ただ、普段からYouTube動画を観ていると
他の動画のテロップミスや音声とのズレに敏感になります。
これは「職業病」かもしれませんが、編集者としての感覚が鍛えられている証拠とも感じています。
文字起こしで起きやすいトラブルと集中力の維持術
方言が強かったり、音声が小さかったりする場合は、集中力を消耗しやすいです。
私の場合、以下のような方法で定期的にリフレッシュしながら作業を続けています。
- デスクを離れて背伸び・ストレッチ
- ストレッチポールで体を伸ばす
- カフェラテやエナジードリンクで気合を入れる
- 外に出て軽く散歩する
その他に私独自の少し変わった方法としては
「ルービックキューブを崩してから揃える」というルーティーンがあります。
これをやると脳がリセットされて、集中力が自然と戻ってくる感覚があるんです。
認知を切り替えることで、脳の働きがリフレッシュされるのかもしれません。
短時間でもこうした“切り替え行動”を挟むことで、結果的に作業効率が上がるのを感じています。
聞き取れなかった言葉が「急に聞こえる」瞬間の快感
何度も繰り返し聞いても分からなかったフレーズが
ある瞬間に突然ハッキリと聞こえることがあります。
あの感覚はまさに「霧が晴れて、一気に目の前に言葉が浮かび上がる」ようなものです。
それまでの音声はぼんやりしていて、どれだけ耳をすましても理解できないのに
脳がピースを揃えるようにその言葉を“発見”する感覚。
これは自分の耳で文字起こしをする醍醐味のひとつだと思っています。
自動文字起こしを使わない理由
AIによる自動文字起こしの精度は年々向上していますが
私の感覚としてはまだ“完全信頼”できるレベルではありません。
- 文節が変だったり
- 方言や口ごもりをうまく拾えなかったり
- 不自然な改行や語尾処理が必要だったり
結果として「直しのストレス」が発生してしまい、作業が逆に遅くなることもあります。
また、自分の耳で聴きながら編集していると、動画の流れが自然と頭に入ってくるため
話の重複部分を見つけてカットする判断がしやすいという副次的なメリットもあります。
まとめ|耳で聴いてこそ得られる編集力もある
自動文字起こしを否定するつもりはありませんし、効率重視で活用するのもアリだと思います。
ただ、自分の耳で音を拾い、言葉を整理していくプロセスには
編集者としての基礎力を高める力があると感じています。
特に「聞き取れなかった言葉が突然聞こえる」あの瞬間は
地味な作業の中で感じられる大きな達成感です。
もしこの記事に共感できる部分があれば、ぜひコメントで教えていただけると嬉しいです。
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