副業で本業が疎かになるって本当?

30代会社員が実感した“良い影響”と“悪い影響”

副業を始める前は正直なところ不安ばかりでした。

「本業が終わってから寝るまでの時間で働くなんて、体力的にいけるのか?」

「副業の納期と本業の仕事、バランスなんて取れるのか?」

そして何より、「そもそも自分に動画編集なんてできるのか?」という不安。

それでも思い切って始めてみたら、もちろん大変なこともありましたが

意外なほど本業にも良い影響があったのです。

今回の記事では、私が副業を始めたことで本業にどう影響したのか

良い面・悪い面の両方をリアルにお伝えします。


🔰これから動画編集を始めようと思っている方は、まず最初に
【未経験→副業】30代会社員が動画編集を始めたきっかけと理由を読んでいただくのがおすすめです。


副業を始める前の不安

私が副業を始める前に感じていたのは
まず「本業をしながらで体力的にやっていけるのか?」ということでした。

それまでは家に帰ったら晩御飯を食べながらYouTubeを見たり
好きな事をして寝るまでの時間はリラックスタイムに使っていたので
仕事が終わってから自宅に帰り、そこからパソコンを開いて動画編集…。
そんな生活が自分に続けられるのか、最初は想像もつきませんでした

また、動画編集は納期がつきものです。

クライアント様から依頼を受けたら
”絶対に間に合わせないといけない”と思うと
そのプレッシャーにも不安を感じていました。

なにより私は未経験からの完全独学だったので
編集ソフトの操作すらままならない状態からのスタートでしたし
「自分に本当にできるのか?」という自信のなさが一番大きかったです。


本業に出た良い影響

ダラダラ過ごす時間が減り、生活が引き締まった

副業を始めて一番最初に変わったのは「時間の使い方」です。

それまでは、家に帰ったらご飯を食べて
スマホやYouTubeをダラダラ見て寝るだけ…という
なんとも時間を浪費しているような生活でした。

それが副業を始めたことで「今日中にここまで終わらせよう」
自然と計画的に動くようになったのです。

結果的に、時間に対する意識が大きく変わり
優先順位の付け方や限られた時間をどう使うかを真剣に考えるようになりました。

仕事への向き合い方が変わった

本業は、言ってしまえば「言われたことをこなしていれば毎月給料が出る」仕組みです。

そのため、以前は向上心を持つ必要性もあまり感じていませんでした。

しかし副業は、自分の努力がそのまま報酬に跳ね返ってきます。

「1円を自分の力で稼ぐことの大変さ」を知ってからは
本業でももっと責任感を持って働こうと思えるようになりました。

このマインドセットの変化がよく言われている
”副業を始めることで人生が好転する”ということなのかと気づかされました。

会社から守られている会社員ではなく、1個人として稼ぐことへの心構えは
確実に人生を良い方向へ導いてくれます。

コミュニケーション力が自然と鍛えられた

私はもともと、人とのコミュニケーションがあまり得意ではありません。

でも副業でクライアント様とやり取りをするようになると
自分から報連相をしっかりしないといけません。

しかも、基本は1対1…逃げ道が無いのです。
そのうえ逃げれば信用を失って仕事自体が無くなる可能性もあります。

そのため自然と

  • どう伝えればスムーズか
  • 返信のタイミングはどうか

などを意識するようになり
それが少しずつ本業でも活きるようになりました。

もう1つ変化に驚いたことは、出来ない事を断る勇気も同時に培われたことです。

副業で動画編集をする時に、自分のリソースや技術的な問題で
お仕事をお断りせざるを得ないタイミングが出てきます。

そういう時に安請け合いをせずきちんと断ることも副業では重要ですが
この経験が本業でも理不尽な頼み事等を断る勇気に繋がりました。

本業のありがたみを実感した

私は本業が会社員の為、給与は安定的に毎月いただける環境ですが
副業を始めてみて、毎月安定して給料が振り込まれることのありがたさに気づきました。

本業では自分の任された仕事をこなしていれば良いのですが
副業ではそうはいきません。

クライアント様への営業から始まり、報酬の交渉や打ち合わせ
報酬をいただくための作業、請求書の発行やかかった経費の計算等の経理的な処理

この全てを1人でこなしていかなければなりません。

営業経験が無く、コミュニケーション能力の低い私にとっては
初っ端のクライアント様への営業から大きなハードルでした。

また、本業の方では年に2回ボーナスがありますが
副業にはそれが無い…

ボーナスをいただけるのが当たり前ではないと分かっているのですが
あるのと無いのとではメンタル的にも雲泥の差があります。

そんな中嬉しいことに昨年末にクライアント様から
「継続のお礼」として報酬を多めにいただいたときは
まさかの副業でのボーナスで本当に嬉しかったのと同時に
「本業でボーナスがもらえるって、すごいことだな」と再認識した瞬間でもありました。


本業に出た悪い影響

本業中に副業のことが頭から離れない

納期が近い案件を抱えていると
本業中も「今夜中に終わるかな…」「あの修正、どこまで対応しようか…」と
つい考えてしまいます。

集中すべきタイミングで気が散ってしまうこともあり
優先順位が副業>本業のようになってしまったこともありました。

これは本業に悪い影響を与えていたと感じています。

夜更かしが続いてパフォーマンスが下がった

副業に集中しすぎて気づけば深夜3時になっていたり
納期が厳しい案件を抱えた時は徹夜覚悟で作業を進めた日もありました。

当然ながら翌日の本業では、睡眠不足のためにパフォーマンスが下がってしまいます。

どんなに副業を頑張りたいと思っていても、健康と集中力は無視できないなと実感しました。


両立するために意識していること

本業と副業の線引きをする

まず大前提として「本業は本業、副業は副業」と切り分けて考えるようにしています。

本業は本業でお給料をいただいていて、副業は副業で報酬をいただいているのですから
当然の事と言えばその通りです。

自分の中できっちり線引きをすることが
時間の切り替えだけでなく、気持ちの切り替えにもなって
気持ち的にも楽になりました。

昼休みをうまく活用する

納期が迫っているときは、昼休みに少しだけ作業を進めることもあります。

例えば

  • サムネイルだけ先に作っておく
  • 少しだけカットを進める
  • 画像や挿入素材の選定をする

このように短い時間でもそこまで負担が無くできることを無理なくやる意識です。

活動限界を把握しておく

私は活動時間に関して「深夜3時が限界」と自分の中で決めています。

仕事の日は朝7時に起きるので、それ以上作業すると
前述の通り次の日に響きますし、経験上4時間寝ればギリギリ支障が出ない事を
突き止めました。

本業に影響が出てしまっては本末転倒なので
遅くなっても必ずその時間までには寝るようにしています。


まとめ:副業は“本業の敵”ではなかった

副業を始める前は「本業に悪影響が出るかも」と思っていましたが

いざやってみると、私生活での時間の使い方や、本業への心構え
その他副業から学んだことが良い方向へ引っ張ってくれるように感じます。

もちろん、注意しないと両立が難しくなることもありますが
自分なりのやり方を見つければ十分に両立は可能です。

「副業を始めてみたいけど、本業があるから踏み出せない」という方は
ぜひこの体験談を参考にしてみてください。

やってみないと分からないことって、意外とたくさんありますよ。

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